根源はソビエトの 数学者アンドレー・マルコフ Jr.(Andrey Markov Jr.)氏の考え(Semi-Thue system 文字列書き換えシステム)が大元と考えられる。
メモ:この辺りアラン・チューリング(Alan Turing)氏のコンピュータ処理のプログラマーが設定した停止条件ではなく、入力データ上での永続稼働か条件停止かの判断がつかないという停止問題(Halting problem)の解決の糸口になるかもしれないとされている。
マルコフモデル(Markov model):確率論の中で、疑似ランダムに変化するシステムをモデル化するために使用される確率モデル。
マルコフアルゴリズム(Markov algorithm):理論計算機科学の中の、「文法のようなルールを使用して記号の文字列を操作する文字列書き換えシステム」で上記のマルコフにちなんで名づけられる。大元として「Refal」言語は、マルコフアルゴリズムに基づく プログラミング言語(「再帰関数アルゴリズム言語」)。
このマルコフアルゴリズムを元にMaxim Gumin氏が文字列置き換えを視覚概念的に色として集約させ整え作成した「MarkovJunior」というライブラリが非常に面白く、思考や思念の自己組織化的な結果になるのが大変興味深い。まるこふじゅにあ・・・うーむ。
視覚化することで「百聞は一見に如かず」で、何故?どうして?をスキップして結果を得ることができる。皮肉なことだが、これをみると実際の現実世界も実は、現象が全てなのかもしれない。
(世界シミュレーションシステム内で、そのルール下の存在が、そのルールの理由や根拠を証明することの意義)。
我思う、我あり。我思う、と、我ありは別。我思う我と、我ありの我は同一ではない。その我を証明することは無限のループを生む(停止問題?)。